カリスマが放つ衝撃のフルスクラッチ第1弾!

テクノボイジャ−  (3月)


2006.3.7

オンマウスで変形

現在CGで形と変形ギミックのシュミレーションをおこなっている。テクノボイジャー1号機のは設定資料では単体と3機が合体した後では変形で開くアゴの部分の厚みがまるで違う。そのため今回は合体後のプロポーションを優先して1号機の底パーツをかなり厚めにしてある。また開くギミックで開閉後のストロークを稼ぐ横の部分の溝があまりにも幅がないために単なる回転軸を仕込んだだけでは2号機をはさむための幅がせまくなってしまう。そしてそれに形を合わせると極端に2号機が貧弱になってしまうおそれがある。そのため開閉ギミックには回転軸+スライドギミックが必要になってくるだろう。一つの固体ということで、個々のパーツを組み合わせて複雑な形を形成するロボットよりは想像していたよりも大変そうだ。


2006.3.8

1号はめちゃくちゃ形が複雑だったのに対し、2号、3号はなんと単純な形なのだ・・・・。ただ2号、3号は1号よりも複雑なギミックがあるためそういった面では大変さはかわらないのだが。


2006.3.9

シュミレーションをしていくと立体におこす段階で形の矛盾が結構でてくるもんだ。TB2号が着陸時に脚を出す出っ張った部分は実際には1号2号と合体する際に邪魔になる。もちろんこの問題は設置面をえぐることで解消できるが。

投稿者:パスタライス 投稿日:2006/03/09(Thu) 23:58

まさか、2号機の着陸脚の出る部分が、1号機と干渉するとは・・・でも、そのあたり、本当によろしくお願いします。
とにかく、パーツの取り外し式の合体はイヤなので・・・

しかし、こうして見ると2号機、3号機の単体ギミックも
かなり複雑だと思いますが、合体後、
これだけ、ノーズの長い2号機をどうやって支えるのか、
ファントムさん、お願いしますね。

この画像はパースがまったく着いていない背景が緑の画像とくらべると青い2号機がだい大きく見える。しかし2号は実際にはそれほどでもない。床のラインを見てもらえればわかるとおもうが、角度による遠近がかなりあるのが見てとれる。

ちなみにこのTBはきちっとした3面図資料にもとづいていて各大きさのバランスは個人的なアレンジをくわえていない。

■修正についてこの段階でのクライアントとのやりとり。

無題  投稿者:ファントム 投稿日:2006/03/10(Fri) 00:11

形はOKですか?
OKならこのまますすめますが。

個人的なイメージでいうともう少し2号機を太くしたほうが
いいのかなとおもいますが、図面ではこのくらいでした。
村上氏のイラストでは若干太いようです。

しかし村上氏がイラストで描いているような1号機の前下が
開いたときの広さをかせぐような溝のパーツの長さは
実際にはないです。

もし2号機がもっと太いほうがいいとパスタライスさんも感じ、修正してほしいと思ったのならなおします。

そのかわり1号機に若干の破綻がおこるかもしれませんが。

無題  投稿者:パスタライス 投稿日:2006/03/10(Fri) 00:51

なんとなく、正面から見ると、1号機が2号機に覆いかぶさってる感じがします。  欲をいえば、2号機の上に1号機が乗せて貰ってる感じです。

でも、ほんのちょっと大きくするだけで、イメージって変わるのかもしれません。 たぶん、僕のいまの発言だと、合体後、
破綻するかもしれないですね。  だから、ほんのちょっと大きくして下さい。  


2006.3.10

2号機のボリュームをかなり大きくした。これによって変形に無理がでてくるのだが、上の画像のように1号の前下の広がったパーツを支える部分の長さが全然たりない。この部分は溝になっているので、本来ならぐっと奥まで支えが伸びていなくてはならない。1号機の溝の幅を広くしてやれがいいのだが、デザイン的に形が崩れるので、この問題は中にスライドギミックを仕込んでせり出すような仕掛けをつくるしかないだろう。

パッと見はそれほど変化をかんじないかもしれないが、よく見れば体積的にボリュームはかなり上がっている。

並べてみるとボリュームの違いは一目瞭然。

■この段階でのクライアントとのやりとり。

修正画像、拝見しました!?投稿者:パスタライス 投稿日:2006/03/10(Fri) 19:49

修正画像、拝見致しました。  完璧です!
今回の修正画像、本当に心から満足しています。

昨晩、妥協しないで修正を依頼し、本当に良かったです。
昨晩のテクノボイジャーより、とても安心感が生まれました。

おそらく、自分のイメージする2号機の誕生によって、
合体後のシルエットに、安定感が増してるんでしょう。

ありがとうございました。


2006.3.14

やっと2号機ができた!一応シュミレーションおわり。細かいパーツは実際に立体物のときにつくる。

とくに問題部分の指摘がなければ次は実際の立体におこす作業に入る。

完成品の形態について 投稿者:パスタライス 投稿日:2006/03/18(Sat) 01:58

今回のテクノボイジャー、一番の希望は、完成品を、飾って眺めるのではなく、
合体遊びが、気持ちよく楽しめる完成品を希望しています。

やはり、ファントムさんの得意とされる、
ベストなスタイリング再現!・・以外に、
合体システムを完全再現して頂く以上、「丈夫で遊んでも破損しにくい完成品」を願ってはいます。

FRPは、軽くて丈夫というイメージを持っています。
そちらの方が、材質的にも、TOYっぽくて、嬉しいですネ!


2006.3.17

紙でのシュミレーションを開始。裏から直接ポリパテを盛り付ける方法がつかえるのは、せいぜい1号機と2号機の本体部分くたいだろう。ゆがみが大きくなるので平たく広い面にはつかえない。三号機とか翼とかはこれを見本にしてプラバンの張り合わせでいくつもりだ。しかし今日は頭いたくなってきた。最近は少なくなったけど作業してるとよく頭痛くなる。

無題 投稿者:パスタライス 投稿日:2006/03/18(Sat) 20:05

突然!立体物の写真が載っていたので、驚きました!!


2006.3.18

紙でのシュミレーションは、あまりの複雑さゆえに製作を断念。大きくみると単純な形だが細かいレベルで非常に形が複雑。なのでCGモデルの線をかなり減らしてペーパークラフトに再挑戦。この段階でどのパーツはどういう方法でつくるかをだいたい考えて単純化していく。


2006.3.19

紙によるシュミレーションも一段落。個人的にとくに不満なし。おおきは合体後だいたい35センチ。

ファントムさんの、仕事の早さ!正確さ!!投稿者:パスタライス 投稿日:2006/03/19(Sun) 20:47

ファントムさんの、「仕事の早さ!」と、「正確さ!」は、以前より感じてはいましたが、

ここまで、「依頼者の希望通りの造形を、正確!スピーディー!」に進めていく姿は、ちょっと驚きました。


2006.3.20

本体の強度を上げるためと軽量化を図るためにFRPを使用することにした。型の準備はできたのだがこれは商売上の秘密ということで画像はなし。

明日、ポリとその他用具一式買いに行く。ガラス繊維の張り込みって体に悪いから、やりたくないんだよなぁ・・・ほんとは・・・


2006.3.21

FRPで型抜き中。型にガラスマットを張り込んでいく。ちょっとハサミで切り込みいれただけで部屋中にガラス繊維が舞う!!

3号機! 投稿者:パスタライス 投稿日:2006/03/21(Tue) 18:45

以前、メールでもお話しましたが、
3号機が、2号機との合体態勢に入る時、ビデオの映像では、左右に完全に分離するのではなく、

左右に分離する時、中でレール上のパーツで繋がっていて、
そのパーツの上に、2号機が下りてくる様に見えます。

このあたりは、ファントムさんは、どの様な解釈でしょうか?

無題 投稿者:ファントム 投稿日:2006/03/21(Tue) 18:51

まさにそうするつもりでした。
やってみて無理そうならくの字に曲がるようにするとか・・・・

基本的にアニメどおりでいくつもりです。


2006.3.22

型抜きは終わった。予想はしていたものの張り込んだ面のそりが結構ひどくてポリパテで修正中。


2006.3.26

23日からネットに接続できなかった。なので23日からの作業分も本日まとめて画像をアップだ!

とにかく硬化によるFRPのゆがみを修正、画像では解りづらいかもしれないが2号機の角のラインのうねりなんかもひどい。

ラインがゆがんでいるというよりも面自体が大きくゆがんでいるからこういう風になってしまう。

とにかくひたすらに正確な面を出すために修正だ!

だいぶマシになってはきたがまだまだだ。とにかくひたすら修正だ!

中に仕込むギミックのメンテナンスが後からでも出来るように分解可能にしておく。

つくって蓋して錆びて動かなくなったり、壊れたりしたら後々大変だから。

パーツを合わせたスリットも単なる筋彫りに見えるようにパテ埋めして綺麗につくっておく。

面出しの際にすこしでも磨きすぎるとラインがゆがむ。そしたらまたパテをもって修正だ!とにかくごまかしが利かない!

ちょっと並べてみた。

プラ板の張りあわせで他のパーツもつくっていく。

めんどくさがらずに辛抱強くやればプラバン張り合わせは全体をつくるうえでも比較的簡単に出来る方法だ。

しかし今回は強度を考えて本体はFRPを使ったわけだ。

とにかく地道に確実に作業していく以外に方法はない。


2006.3.27

窓の太さが・・・。この図面矛盾している・・・・・

tとりあえず正面からみて綺麗な横ラインになるようなあたりをつけてみた。

だだ正面から見てアニメ劇中のイメージの窓の大きさを感じさせるにはさらに2〜3倍の太さは必要かも。

しかし上から見たときのイメージももちろん考慮してこれくらいがいいと判断したのだが・・・

300円ガンプラ箱とライターとの対比画。

本日は細かいところを作業した後に必要な材料と工作道具を書き出していろいろ買い物にまわっていた。

ギミックは考えている方法がしっかりおさまってくれるだろうか・・・


2006.3.28

いやー・・今回は1号機に仕込むギミックで悩んだ悩んだ・・・

基本的にこのままの寸法でただの開閉では2号機をはさむ事はできないと思っていたのでスライドするギミックを仕込もうとおもっていた。1センチもスライドすれば十分だと思っていたのだがとんでもなかった。

基本的にガッチリとした回転ギミックを中に仕込むわけだから回転軸は当然内側になる。もちろんそれも含めた分もスライドさせなければならない。

実際制作したものは、機体の幅の関係上、ストロークがたりなくてずらしてみると支えの部分の長さが1センチものこらないのでパーツがしっかり固定されない。というか固定の設置面が少なすぎて破損の可能性がおおきくなる。

何回か作り直して、散々悩んだあげく3重関節にして外側に開くようにした。構造がきまるまでえらく時間つかってしまったし、椋の真鍮に2ミリの穴をあけるのに500円のドリルの刃を何本も折ってしまった・・

金属にこだわったのは、いくら外観を立派に作っても可動の際にプラモデルのポリキャップのような感触だとそれだけで安っぽくなる。

なので保持力が強く、粘り強い金属のギミックにこだわったわけだ。

他にも2号機のパーツを作っていたが、削っている途中で、その作業をつづけるなら新たに作り直したほうが早いと判断して違う方法で作り直した。

パーツ削っている際にゴーグルしてなかったので運わるく破片が目に飛んできて結構やばかった。ちょっと痛くしたが医者に行かずにはすんだ。

2号機を挟み込むために1号機の顎の部分がひらくわけだ。

下からみると仏壇を開くところみたい・・・

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3号機は単純なスライドギミックだ。


2006.3.29

引き続き2号機の関節を製作。

本来、2号機の脚の関節は上の画像のようになるのだが、こんな場所に関節を仕込むとすれば雑誌にのっていた玩具の試作品みたいに大きめの可動部がむき出しのものになってしまう。(こんな接点が関節になっているという事自体にリアリティーはないが・・・)

今回はさすがにむき出しはちょっと避けたいので下記の画像ような構造にすることにした。

関節は見えないように仕込む。脚を曲げた設定画が無いのでなんともいえないのだが、曲げたときの多少の構造の違いは今回は目を瞑ることにする。

問題なのは付け根の部分の関節が構造的に動かなくなる事だが、これは中にもう一つの関節をつくり、外側に開くようにして付け根の関節が動く余裕を生み出してやることでなんとかクリヤーするつもりだ。ようするに1号機の顎と同じ3重関節だ。

2号機の関節を作り始めた。

なるべく小さくしようとおもい真鍮を使ってつくり始めたが、鉄より柔らかいといってもやはり硬くて加工がたいへんだ。

しかもほぼ手作業なので精密な加工にも限界がある。一関節、切る、削る、穴あけの作業でかなりの時間がかかってしまう。プラ棒なら数分で済むのだが・・・・

とにかく金ヤスリで手作業で削る作業は正確な面をだすのは不可能にちかい。手作業で大量につくるとなると、あまりに硬くてつらいので、アルミを急いで買ってきて加工してみた。たしかに真鍮よりもはるかに柔らかくて作業が全然らくだったが、動かした時の関節の摩擦に粘りが全くなく理想とは全然違っていたので却下した。

作業にかかる労力と時間を考えたら、代用になるものを探して買ってしまったほうっが早いと判断して早速探しに行った。(実は以前から探してはいたのだがみつけられなかった。今回はさらにいろいろ探してみるという事で・・・)

実は製図用のコンパスの中間の関節がつかえるのではないかとおもい探してみたのだがだめだった。

100円ショップのものはお話にならない。ちゃんとした製図用のものを見つけたのだが、きめていた予算の限度額よりも10倍の額だった。脚1本につき3関節で計4本だから12関節で12個も買うのは無理だとわかってあきらめた。

その後いろいろ代用になるものを探したが見つけることはできなかった。

仕方が無いのであきらめ、多少大きめのものに設計しなおして手作業で全部つくることにした。

プラモの材料でやってりゃ関節は今日辺りで全部できてたろうに・・・・・・・・・


2006.3.30

2号機の関節ギミックを製作。この後ハンダ付けするのだが、「あちゃー・・・」という失敗をすることに・・・・・・

ちと強引なやり方で失敗して根元の関節は作り直した。1枚目とくらべると形が変わってるのが解るだろう。

最も心配していた関節をずらしたときのパーツの位置関係だが、文句をつけようがないくらいにいい感じになった。


2006.3.31

中のギミックの支えもしっかり製作した。

隙間をパテでびっちり埋めてこの状態から綺麗な面をだす。

3号の分離ギミック。

金属によるギミックには本当に悩んで作業も大変だったが、それもなんとか先がみえてきた。


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