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DOUGRAM

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まさにAFV!!とりあえず1/72ダグラムつくってみるか!
作り始めたら、たてつづけに同じシリーズをつくるのがあたりまえの自分がこういう選択をすることはごくまれなのだが衝動的に1/72ダグラムをつくってみた。
このダグラムシリーズはガンダムの次の兵器イメージのアニメロボットということで当時ガンプラファンもかなり注目していたシリーズだった。発売元のタカラは平行してコンバットアーマー以外のヘリなどの兵器のキットも数多くリリースしていたのだからキットとしての狙いはまさに「AFV」だったのは明らかだろう。
模型的に考えるとまさに理想的な夢のようなコンセプトだとは思うのだが、ただ残念なことに当時の(今も)ガンプラファンはAFVから流れてきたモデラーは少なかったようで、せっかくのバリバリの兵器コンセプトもいまひとつ作り手側はうまく生かしきれなかったようだ。あるいはひたすら「リアル」を追求するAFVモデラーがロボットモデルに大量に流れてきていらたその後のロボット模型の業界ももう少し違った状況になっていたかもしれない。そう考えると少々残念だ。

1/72ダグラム  製作:ファントム

キットを組んでみておもったのだが想像していたような出来とはかなり印象が違いちょっていてびっくりした。ダグラム自体デザインのイメージはかなり先を行っていると思うのだが、実際にキットを組んでみるとあまりにも幼稚な構造とスタイルの悪さに驚かされる。(作例はかなり修正してあります)

まあ、よく考えてみればガンダムのすぐ後のキットな訳だし、タカラ自体もロボットアニメプラモのノウハウがいままであったわけではないので当たり前といえば当たり前なのだが・・・・。(しかしダグラムの同時期に放送されていた「戦闘メカザブングル」のキットを発売していたバンダイのウォーカーマシンシリーズの完成度はすばらしく、そう考えるとやはりバンダイは当時でも他社よりいつも抜き出ている印象があった) タカラは1/48ダグラムのキットをあとから新金型で発売していたが、そういう様子をみるとこの時期のプラモデルの進化のスピードは驚異的なものがあったように感じられる。まさにアニメ模型の高度成長期であった。

キットの話に戻るが、1/72ダグラムのキットの出来はとにかく幼稚だといっていい。時代すら感じさせる。デザインで一歩先をいっているためか実際組んでみるとその構造との印象にはかなりのギャップを感じてしまう。

そういうわけで今回は(今回も)大修正をほどこしたわけである。しかし、ジオン軍のモビルスーツみたく単純なデザインでないばかりか角が立ちすぎているせいで胴体の処理はマジでたいへんだった〜。とにかく関節も全然うごかなくて飾るにしても全然自然なポーズがとれないのでこの点も出来るだけ修正してみた。

スタイルに関して今回一番気になったのが胴体だろう。とにかく太い。手足と比べてかなりアンバランスである。真ん中で程よく幅爪してみたがそれでもまだ肩幅はひろい。なので肩部分だけをまた別の場所で幅爪してボリュームダウンをしてやっている。この際にキットではあいまいになっている胸から肩にかけての斜めラインも設定どおりに再現してやるといいだろう。

キットを修正する際に多くの人が細身で足長で頭が小さいすたいるにもっていくようだがこれは大きな間違だと個人的にはおもう。やはり誇張しすぎるのはよくない。
ほどほどで控えめなほうが心地よくて飽きも来ななくていいだろう。昔のキットはレトロな誇張がされているのであくまで「普通」なレベルにもっていってやるのがちょうどいい。

腕に関してはこれといった大きな修正は加えていない。ただヒジ関節の接地面をすこし削り込んでやることで可動範囲が大きく広がる。これはお手軽修正なので実際作る人は作例の画像を参考にしてやってみてみてほしい。
拳は古いキットの共通の問題点としてどれも出来が悪いのが常識だが、これはキットのものをベースにしてエポキシパテで形成しなおしてやった。規制の製品をつかうのもよいとはおもうが手作りで自作したほうが彫刻的には迫力が出しやすい。
あと気になる点がもう一つ。右腕に装備されているガンの砲塔が少し長いのでこれを短くしてやるとよいだろう。そのさい砲塔の先にもピンパイスで穴をあけてやるとよい。
脚に関しては腕同様、形的にはそれほど気になるところはない。ただポーズを作る際に脚は最も重要な部分であり、それを考えるとキットの関節はかなり酷い。今回は脚の関節にはいろりろと改良を加えてやった。

まず脚をもう少し長くみせてやりたい。これは股関節の位置を下へ移動させてやることで処理した。こうするほうが回転軸が下にさがるので関節の可動幅が広がることになる。ついでに腰のハイレグラインももう少しけずり込んでやると可動が広がるだけでなくデザイン的にも見栄えがよくなり一石二鳥である。

ヒザ関節に関してはキットのままだととにかく曲がらない。キットでは関節が下にくるほど広がっているが、作例ではいったんこの部分を切り離して少し削りこんで逆に接着し直してやった。これによってだいぶ関節の可動幅がかせげる。ついでにこの部分も加工して回転軸をしこんだ。本来ならば股関節に仕込むべきなのだが、デザイン的な構造上、股関節に仕込んでもあまり意味がないので今回はこちらに仕込んでやった。この修正は脚のハの字開きをするためのものなのでやはり絶対処理してやりたい部分だろう。
次にくるぶしの関節であるが、前後の上下回転だけのキットのままではこれもやはりつらい。今回は受けの方に真鍮棒を通して足首のほうにはスリッドを切ってやることで左右の角度が自由に上下動くように修正してやった。
今回操縦席にはクリンはのせなかった。個人的にキットのものはあまりお勧めできない。乗せたい人は自作してもいいとはおもうが上半身だけで下半身を入れるスペースは残念ながらない。

コンバットなイメージは強めのドライブラシで!!

塗装に関してはエアブラシを使用したいつもどおりの方法である。しかし、今回のようなモロにAFV感をだすならばドライブラシは少し強めにいれてやったほうがよいだろう。これによって力強さがグンと増す。

今回は資料など見ずにホイホイとお気楽に入れてしまったがちゃんとした資料を探して参考にしてやるとよいとおもう。戦車モデラーの人の上手な作例なども参考にしてもよいだろう。個人的にもまだまだ突き詰めていくべき今後の課題のように感じている。

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